雑記

シャープペンの芯を季節によって使い分けるのをやめた

シャープペンで書いた字の濃さは、同じ硬度の芯を使っても季節によって異なる。

正確には、湿度の変化によって紙が含む水分量も変わり、芯の成分が紙に乗りにくくなったり、乗りやすくなったりする、というのが近いかもしれない。

今までは使い分けていた

学生時代から、季節によって芯の濃さを変えるというこだわりを持っていた。

夏は2B、冬はHBといった具合である。

どうしても、冬に2Bなどを使うと手やノートが汚れることが気になってしまう。

かといって、夏にHBなどを使うと薄すぎて手が疲れてしまう。

そこで、季節によって使い分けるという運用をすることで、快適体験は快適になり、当たり前の習慣になっていったのであった。

使い分けないメリットに気づき、使い分けるのをやめた

最近になって、ふと使い分けていることをやめてみた。

モノが減る

家にあるモノを減らしたいという考えにシフトしていくにつれ、細々(こまごま)としたモノの多さが気になっていった。

シャープペンの芯とはいえ、複数の芯を保有すると保管場所を確保しなければならない。

塵も積もれば山となる。

細々(こまごま)としたものでも、意外と保管場所をとることが気になるようになった。

これは、モノをできるだけ保有しないようになって気づいたことでもある。

季節・気候の変化を味わう

濃すぎて手やノートが汚れても、薄くて思うような濃さで書けなくても、それはそれで味があってよいと思えるようになった。

手書き書くという体験が少なくなってくる中で、タイピングではなく「筆記」ならではの体験のよさが、自分の中で感じられるようになってきたという変化もある。

おわりに

シャープペンの芯を季節によって使い分けるのをやめてみると、快適になった。

筆記体験を向上させるこだわりをやめてみることで、モノが減ったことと、別の味わいを得るという体験にシフトできた経験は、日常に新鮮さをもたらした。

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