自分の書いた記事を検索結果の上位に表示させるためには、権威性が重要とされている。
たとえば、一般的な病名をGoogle検索すると、病院やクリニックなど専門機関によって執筆されたページが上位に並ぶ。
もしも、でたらめな情報が上位に表示されてしまうと、最悪の場合には命にかかわることを考えると、当然のことだ。
医療関係の情報に限らず、他の専門分野もしかり。
当事者になった時に本当に「欲しい」情報
しかし、実際に当事者となってみると、専門機関による情報と同じくらいに、実際に体験した人の書いた記事を欲することを、幾度となく経験してきた。
自分が経験した親知らずの抜歯と病気、二つの例を挙げる。
親知らず抜歯の経験から感じたこと
病気の例とは話が変わるが、横向きに埋没した下の親知らずを抜いたことがある。「水平埋伏歯」という厄介な状態である。
抜歯日が決まり、不安な日々を過ごしていた。
当時の自分は、少しでも不安を解消したくてとにかく検索した。
抜いた後、どんな痛みがあるのか。どれくらい継続するのか。
食事はどれくらい経ってからから食べられるのか。
あごは腫れるのか。腫れた場合、話をすることはできるのか。仕事になるのか。
当然、人によって症状の出方は異なる。
しかし、それを過去の経験として明るく記事に書いている人を見ると勇気をもらえた。
病気の経験から感じたこと
病気に罹ったときも同じ。自分と同じ病気で苦しみ、克服した体験記を読まずにはいられない。
手術への不安。再発への不安。
過去に同じ経験をした人がいて、克服して今は元気に過ごしているということを知るだけで、勇気をもらえた。
担当してくれた病院の方々は信頼できる方で心強かった。
けれども、それと同じくらい、顔も知らない人の書いたリアリティあふれる体験記にも支えられた。
書いていきたいこと
わたしは専門家を名乗れるほど精通した分野をもつわけではない。
しかし、今までの人生で経験してきたこと、学んできたことを組み合わせて考えると、誰一人として全く同じ人生を持つ人はない。
そういう、自分の人生というフィルターを通して物事を見たときに感じたことなどを、書いていきたい。
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