要点:
三井住友カード ゴールド (NL)では、2024年11月買付以降、投信積立の1%ポイント還元をキープするためには、年間100万円以上を投信積立以外で利用する必要がある。
本記事では、三井住友カード ゴールド (NL)における改定内容をまとめる。
改定内容
「2024年5月買付分からクレジットカードで積立できる決済額が月5万円から10万円にUP」する。(朗報)
一方で、2024年11月買付分(9/11~10/10まで設定分)以降の、投信積立による還元率が改定される。
2024年11月買付分(9/11~10/10まで設定分)以降、年間のカード利用額によって投信積立でもらえるポイントが次のように変わる。
投信積立を除く年間カード利用額 | 投信積立の還元率 |
100万円以上 | 1.0% |
10万以上 | 0.75% |
10万未満 | 0% |
この表から、次のことが分かる。
- 従来の還元率1%をキープするためには、年間100万円以上をショッピングなど(=投信積立以外)で利用する必要がある。
- カードを積み立てだけに利用している場合は、ポイント還元ゼロとなる。
- ほどほどに買い物(年間10万以上=月1万でOK)していて、クレジット5万+現金5万で積み立てていた場合は、10万を全額クレジットでとすることで750pt獲得となり250ptアップする。
ポイント還元率は投資の本質ではない
カードの利用状況によっては改悪と捉えることもできるが、ポイント還元率は積立投資の本質ではない。
積立投資の目的とは
積立投資をする目的は何か。
月に5万積み立てて500円分もらえるポイントのため?ちがう。
今すぐに得られる利益ではなく、長期間運用した結果、トータルでみて価値が上がる可能性が高いと考えているからコツコツ積み立てているのではないか。
そうでないなら、積立投資などしないはずだ。
20年間で、ポイントは12万、インデックスは130万~880万の利益(一例)
ここで少しエクセルで試算してみた。
月500円ずつポイントをもらったとすると、20年間で12万円分の利益となる。
一方、年間1%価値が上がるインデックスに月5万ずつ20年間積み立てた場合、利子なしで貯金した場合と比較して、約130万円が利益として得られる。
年間5%価値が上がるなら差はもっと広がり、約880万円もの利益になる。
上はあくまで一例で、もちろん絶対に上がる保証はない。
(※計算ミスの場合ご容赦ください。たぶん合ってると思いますが…)
ポイント還元率は「どうでもいい」
12万と880万をどうとらえるかは個人の考え方にもよるところだ。
筆者個人としては、実際に計算をしてみた結果、ポイント還元率は「どうでもいい」という結論に至った。
参考URL
三井住友カード
https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/cardinfo4010785.jsp (2024年3月23日閲覧)
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